曲げこわさというのは、通常、幅1cmのフィルム、シート、紙など、曲率1cm-1増加させるために必要な曲げモーメントのことです。プラスチック材料の曲げこわさについては、JIS K 7106に記載されています。これは対象が500μm以上の材料についてのものだそうです。そのため、フィルム、シートには利用できません。まげこわさの測定機には、いろいろあるそうです。曲げこわさというのは、ガイドロールの上、製品ロールの上などで、発生するしわと直接関係します。曲げこわさと包装機械適性の関係ですが、例えば、かつおミニパック用の小袋とガス置換充填包装機における口シールだと、曲げこわさが0.30以下の場合、しわが発生するそうです。0.30~0.38の場合機械の種類によっては、発生する場合があるそうです。0.38以上になると、しわは発生しなくなるそうです。
フィルムの曲げこわさ