ガスバリアー性は食品包装容器に不可欠

食品の保存には、瓶詰や缶詰が定番となっていた時期もありましたが、いまではプラスチック容器が欠かせない包装材となってきています。もともと、プラスチックには瓶詰のガラスや缶詰の金属と比較して、食品保存には重要な酸素などに対するガスバリアー性や耐熱性、耐衝撃性、耐候性など劣る点が多々ありました。一方、プラスチックにはガラスや金属にない優れた特徴として、軽量であることや割れにくい、形状の自由度が大きい、デザイン性に富む外観の製作が可能など、捨てがたい点も多くあります。そのため、良い点を引き出せるよう課題となる問題を解決できるよう開発努力が続けられた成果が徐々に実を結び、今では食品包装容器には欠かせない存在となっています。