プラスチックの相対密度・比重

温度で物質の質量と、それと同じ体積の基準物質の質量の比を、相対密度、比重といいます。標準物質として、水を用いた場合は、比重という言葉がよく用いられていると思います。この状態の水の密度は、0.999972g/㎤です。なので、比重の値は密度とほとんど同じ値となります。しかし、比重は比なので、単位がつかない普通の数、無名数です。しかし、JIS K 7112では、比重は同じ温度における同体積の水に対する物質の質量の比と定義しています。T℃における密度g/㎤は同じ温度の比重に、換算できます。「T℃における比重=(T℃に於ける試料の密度)÷(T℃に於ける水の密度)」。ただし、通常比重という場合は、4℃の水を標準物質として使います。気体の比重は、標準状態の空気を標準物質とすることが多いそうです。この場合は、酸素の比重は1.105となります。

プラスチックの相対密度・比重
トップへ戻る